杏ノート

花や木や石の話です

刺蜜のはなし(本文)

2023/08/09   本文公開。

 

(写真からこんなのかな?と描きました。豆科なので花はエンドウとかと同じの形です。)

 

聖書の中にマナと呼ばれる食べ物がある。

よくわからないが突然現れて食べ物になった不思議な食べ物だ。

 

私も探してみたが何がマナなのかはわからなかったが、その時に見つけたのが「刺蜜」である。

 

 

以下、昔しらべた時にメモしたものを書く。

 

「酉陽雑爼」の「蜜草」。

北天竺国の植物。蔓性で大きな葉。秋冬の時には枯れない。

霜露を重ねることにより、結んで蜜になる。

塞上の藻塩に似ている。

 

この蜜草は「駱駝刺」だろうか?

駱駝蜜は

Alhagi  pseudoal  hagi   。ウイグル語でチチカン。中国名は刺糖(ツータン)。

高さ60~130cmほどの半低木。はなはだし小さく花弁は約5mm 。

茎に鋭い針状の刺がある。葉は単葉で互生。

解熱解毒腫れを止め痛みを止める。

はちみつ様の液を出し、暑い気候のもとでこの液が乾いて褐色の塊となる。

中国新疆に分布し、特にトルファンに多い。

 

蜜草は蔓性。

何か違うんじゃないか。

 

『和漢三才図会』の草蜜。

この絵には棘がない。まるでミントのようだ。

 

もう少し調べてみたい。